僕はもともとお金持ちの家の出ではなく、極めて庶民的な経済感覚で、しかも物欲もかなりない方で、お金は全然使わない。そしてもともといそがしい理系の研究者で、人に恵まれててそこそこ有能でもあったので、お金は勝手に貯まっていくような生活でした。
それからカウンセラーに転職して、都内の心療内科と大手IT企業のメンタルヘルス相談の仕事をするようになって、さらに自分でも独立して仕事をするようになった30代の時に、はじめてお金についてちょっと研究してみようと思ったんですよね。
それでお金をその歴史から紐解いたり、早期に引退してる知人に色々教わったり、世間で言われているお金についてのいろんなことを、多少なりとも人体実験したりしていました。
その結果わかったのは、「僕はお金には興味がない」という身も蓋も無い事実(笑)。
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なのですぐ飽きちゃってお金のことをじっくり考えられないし、もっとお金のこと好きな人にこそお金って入ってくるんだろうな、という第一次の結論を出したのでした。
それから時代がくだって、そこそこ稼ぐようになって、ビジネスの仕方を人に伝えたりコンサルしたりするほどになってずいぶん経った今、そのことを思い出しまして。
相変わらず僕は、お金にはたいして興味がないんですよ。
なのに稼げるようになってきたのはなぜなのか。
興味深くないですか?
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今日そのことを自分に問いかけてみてわかったのは、「お金儲けという娯楽を楽しめるようになった」っていうこと。
お金には興味ないけれど、お金儲け(ビジネス)はすごいおもしろいと思ってる。
人間の心理を深く理解したり、宇宙の仕組みを深く理解したりすると、入ってくるお金という形で答え合わせができる。
自分の仕事でも、サポートしてる誰かのビジネスでも、こうしたらいけるんじゃないかというのを実践してみて、「ほら、やっぱり!これでいいじゃん!」と読みが当たるのがすごい楽しい。
こうしたらいけるんじゃないか、で点検するリストも、
いわゆるビジネスモデルレベルのこともたくさんあるし、
その人本来の性質と整合性があるかとか、その人自信が本当に願っていることはなんなのか、とか、その人が知らないうちに避けて取っちゃってるがためにお金にならないのはどの部分なのか、とかいう、心理学的な、あるいは半ばスピリチュアルな法則の部分など、多岐にわたるわけなんですが、そのパズルを解くのが面白いんですよね。
それを楽しめるし、かなり得意。
だからやれているんだなあと実感したってわけなのです。
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でもなんというか、「お金儲けという娯楽を楽しんでる」っていう感覚でもある。
僕にとっては、お金儲け自体が人生でやりたいことではない。全然。
実際30代までは、やらなくても人生が十分成り立っていたし。
やりたいことはあくまでやっぱり、この青い惑星の美しさを味わい、賛美し、分かち合い、守っていくみたいなこと。
そのためにカップルたちが愛と真実に基づいてつながり合い、創造の力を発揮するのを手伝い目撃すること。
これは僕にとっては娯楽じゃない部分。
もしそれが楽しくなかったとしても、辞める選択はない(幸い楽しいけど)。
やめたら自分でいられなくなってしまう。
なんか自分のことがこれまでと違った感じで整理できたスッキリ感と、それを誰かに喋りたい欲を感じて書いてしまったのでした。
遠からず、お金儲けという娯楽を楽しめるようになりたい人のための、何かをやってみようと思います。
興味がある人はぜひチェックしておいてくださいね。
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