Jさん(仮)は、パートナーが欲しいと思ってけっこう取り組んできた女性。
明るく前向きで見た目もかわいい(と思うのは僕だけではない)。
でも聞いてみるとご本人は、男性からかわいいと言われると受け取れない。
なんなら見た目を気に入って近づいてきた男性は、もうそれだけで信用ならない。
自分らしい感性とか、内面のよさをこそ好きになって欲しい。
共感する人結構いるんじゃないでしょうか。
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でね、なんでそんなふうに思うようになったんだろうね、ということを思い出していったら。
小学校の低学年の時に、Bちゃんという同級生と遊んでいると、そこに上級生がやってきて事件が起こったそうな。
その上級生が「(Jちゃんより)Bちゃんの方がかわいいから、Bちゃんと遊びたい!」っていって、Bちゃんを連れて行ってしまった!!!!
その時衝撃を受けて以来Jさんは、「私はかわいくない」と信じてしまったそう。
かわいい人と、かわいくない人の二つに分かれるなら、自分はかわいくない人のチーム、みたいに。
いやあ、聞いていて痛い。まだ小さな女の子ですよ。
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あらためて大人のJさんに聞いてみました。
今仮に目の前でCちゃんとDちゃんっていう小学校1年生の女の子がいて、同じような出来事があって、Cちゃんが「自分はかわいくないんだ」と信じてしまいそうな場面に出くわしたら。
今からいう、どっちのセリフの方が、Jさん自身の感覚からしてしっくりきますか?って。
その1「Cちゃん、たしかにDちゃんの方がかわいいけれど、あなたは内面にとても美しくて素晴らしいものを持っているんだよ。私はそれを知ってるよ。」
その2「Cちゃん、あのお姉ちゃんはたまたまDちゃんの方が好きだったかもしれないけれど、Cちゃんもかわいいんだよ。Dちゃんもかわいいけど、私はCちゃんもかわいいって、言い切れるし言い張れるよ。」
大人のJさん、どっちがしっくりきます?ってね。
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Jさんは、「その2」の方だと答えました。
そうだとしたら。
それをあのショックを受けたときの子どもだった自分に、何度もまっすぐに伝えてあげられるといい。
もっと物事を広くニュートラルにみられるようになった、大人の自分で。
「あの子もかわいかっただろうけれど、あなたもほんとうにかわいいんだよ。中には違うことを言う人もいるかもしれないけど、そんなのその人に見る目がないだけ。私はあなたがかわいいって思うし、そのことは一歩も譲る気ないからね。」
Jさんはこの言葉で、自分の中の何かが緩んでいくのを感じられたそうです。
こうなってきたらもう、ほんらいのかわいいJさんとしての人生がひらけていく。
これからの展開が楽しみだねって話しました。
もしあなたが同じような感覚を持っているならば、是非参考にしてみてくださいね。
おしまい。
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