これだから、大切な人ができちゃうなんていやだったんだよ!
- 二子渉
- 1月17日
- 読了時間: 4分
結婚3.0を実践してきた我が家の大前提は、「願ったことは必ず叶っていい」。
そうなんだけれど、もちろん直ちに叶わない願いもあります。
そしてそれが重大な願いであるほど、執着も生じるし、そのことでネガティブな感情に飲まれることだってあります。
***
さて、昨日くらいから僕が、そういうネガティブなエアポケットみたいなところにハマっていまして。
というか、桂子さんがそのことに気がついていたようで。
ここにハマると、実際に起こっている良きことに意識を向けるのも難しくなっていきます。
その良きことがもたらす、喜びや感謝にも繋がれなくなってしまいます。
そうなると望む現実もますます遠ざかるという悪循環。
焦る気持ちも出てきたりするけれど、ますます悪循環。
***
それで桂子さんとその話を夕食の時にけっこうじっくりガッツリしました。
桂子さんは僕に、大いなるものを信じてない感じになってるのはなんでなの?ということを聞きました。現実創造って、自力でやることじゃなくて、自分を超えた働きがやることじゃない。それはわかっているはずなのに何が起こっているの?と。
僕の中を見てみると、その自分を超えた働きの助けが借りられていなかったら、つまりは望んだ現実が叶っていなかったら、僕が正しく振る舞えていないからだ、って思っていることに改めて思い至りまして。
自分を超えた働きの凄さは信じているけれど、それを呼び出すのは僕の責任だし、それがすぐにはうまくできない時がある。それは僕の落ち度、みたいな感じ。
「そう思ってたら、そりゃ辛いよね」と桂子さん。
***
この話をしながら思い出したことがありまして。
僕は一人で生きていた時には、常にもっとしっかりと大いなるもの?とつながって、大丈夫だと思えていたんですよ。
結婚2.0を実践していた初めの結婚生活の時も。
大丈夫と思っていたし、一方で、ま、最悪僕が死ぬだけだし、大したことないとも思ってた。
もちろんそうそう死ぬほどのことにはならないだろうし、ま、なんとかなるでしょ、と。
そう思ってた。
ところが、桂子さんと出会い、最愛の娘がやってくるヴィジョンを10年前に受け取って。
自分に、大切な大切な存在ができてしまうことが心底恐ろしかったけれど、実は心底望んでもいた、ということを掴んだのでした。
それは言い換えると、これまでと同じ感覚では「大丈夫」とは思えないことを意味していました。
僕に何かがあった時に、彼女たちが大変な思いや辛い思いをするかもしれない。そんな思いをしないで済むようにしてあげたいけれど、なにがあるかわからない。
僕だけ大丈夫でも、そんなのはもはや、全然大丈夫じゃない!!って。
今まさにそんな気持ちになっている。
「これだから、大切な人ができちゃうなんていやだったんだよ!」
ってことばが僕の中から出てきました。
この辺りまで来て自分でも「あはは、そうそう。それをわかってて覚悟して選んだんだった。」ってところまで上がってきた。
***
この話を桂子さんにもしまして。
「そうだよね、私たちのことを思えばこそ、安易に大丈夫と言えないし、プレッシャーに感じてるってわかってたよ。それは私たちのことを思っているからこそだって。
そして幸いなことに、大丈夫。私がしっかり大丈夫と思えているから大丈夫だよ。」
「でも以前は繋がっていたじゃない。大地のスピリットとか、グランドファーザーのスピリットとか・・・。今それはどうなっているの?」
と問いかけてくれて、アマゾン源流の先住民の村で得た、僕ら二人の結婚式を大地のスピリットや先住民のスピリットが祝福してくれているヴィジョンが思い出されて。
「そうだった。僕は、僕らは、ちゃんと大いなる働きに守られている。」
その感覚にしっかりつながり直すことができたのでした。
「ありがとう。僕はもう大丈夫。」
「うん、伝わるよ。」
それと同時に、妻とこんなふうに支え合える関係になっていることが嬉しかった。
数年まで僕は彼女を、全く頼れない人として創造しちゃっていたのです。
それがいまでは、ほんとうに頼れるパートナーになっている。
彼女も僕のことを心から頼れる人と思ってくれている。
僕は間違いなく、以前よりはるかに大きな可能性を生きられるようになっているし、これまでみたことのないくらい深い繋がりも手に入れることができている。
それがほんとうに嬉しくて、泣きました。
ちょっとドヤ顔で言わせてください。
これが結婚3.0です。

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