自分と他人との境界線に課題を抱えている人は多いなあと感じます。
この自立と境界線のテーマだけの単発セミナーもやってるくらいに、なんというかポピュラー(笑)で奥深いテーマなんだけれど、境界線を考える時に重要なことの一つが、「人の内面は本人にしか観察できない」という事実。
たとえば「絶対怒ってるでしょ!?」とか「あなたはは私のことが嫌いなんだと思います」って言われた時に、「ん、そうなのかな」と立ち止まって事実かどうか確かめられるのは、自分だけ。
自分で自分の中を見て、「確かに怒ってるね」って確認するかもしれないし、「いや、見えてる範囲では怒っているわけじゃないな。怖がってはいる。」とか確認することになるかもしれない。
でも重要なのは、自分の内面を他人に決めさせないこと。自分の内面を自分で見て、軽やかに断言したらいい。机の上に鉛筆は1本だけある、って事実をただ記述するみたいに。
ここを疎かにすると境界線が崩れることになるのでした。
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それでね、それに関連して。
「そんなこと大したことじゃないよ」「そんな小さなことで」みたいな言葉もそうなの。
別の人にとって大したことじゃないことでも、あなたにとってどうかは、あなたが感じ取ること。
あなたが確認して、あなたにとって大きな痛みがあるなら、それがほんとうのこと。
誰がなんと言おうと。
他のAさんにとっては「ちっぽけなこと」かもしれない。でもそんなことはあなたには関係ない。
あなたが何に痛みを感じるのか、あなたにとって何が「大したこと」なのか。
それがあなたのたましいの個性をあらわしているし、それは軽く扱わないであげて。
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