なんて話が通じないんだ!って思う時どうしますか
- 二子渉
- 2023年9月8日
- 読了時間: 4分
Facebookが 「二子渉さん、その気持ち、シェアしよう」 っていうものですからシェアするんだけどね。
「何だか凄く俺は 調子がいいんだ今」
っていう覚醒した時透無一郎くんのような気持ち。
ご存知の方もいますが、うちの妻は出産後1年半たった今も、30分と立っていられない激烈悪い体調。
これでも数ヶ月前と比べても、ものすごく回復した状態です。そういう状態でずっとがんばってます。
僕は僕で、そんな彼女を抱えてるため、けっこうなボリュームの子育て作業をこなし、仕事のチャンスが広がり元気も取り戻せるはずの出張や外出は、ことごとくお断りし、以前よりはるかに出費の多い我が家の家計をすごいプレッシャー感じながらなんとか稼いでるような状態。
特にお金については、彼女からは一切の称賛も肯定もありません。
さすがにこんな極限状態がこれだけ長引くと、うちのパートナーシップにも相当なダメージがあります。
この1ヶ月くらいでついに、多少なりとも話し合える時間と体力(体力は主に妻のだけど)が少し確保できてきて、ダメージをたくさん抱えた夫婦関係の修復にとりかかっているところ。
週に2、3日、今日は◯時くらいから少しは話す時間取れそうだね、って確認し合いながら時間を確保。
僕としては、この道を徹底的に経験しながら体得して、広く伝えるお役目があるのを自覚してるので、何度も「んんもおおおおおお!いいかげんにしてくれええええ!!!」って思いながらもやることやっていくしかないんだけど。
しかも「使命系」のわたくしとしては、別に「仕事の休み」がほしいわけでは全くなくて、むしろ全力で働けないことにストレスを感じてるしね。
進むしかないのだ。
***
まあそれでですよ。
昨日もそんな中、少し話ができる時間があるねってことで話をしまして。
僕にはひとつ、取り上げたい話題があった。
先日カップルセッションで取り上げる予定だったのが、セラピストの体調不良で棚上げになっていたもの。
それは、僕がこの極限状態で以前よりもお金稼いできていることについて、桂子さんはどんなふうに認識していたり感じていたりするのか、それを僕の想像や投影じゃなくて、直(じか)に聞いてみたいということ。
彼女も、想像や投影じゃなくて、直(じか)に聞くっていうのは大事だと合意してくれてるのね。
で、その通り聞いてみた。
それに対してまず彼女から返ってくるのは、「ちょっとまって、何が聞きたいのかわからない。感情も込めて話してみて。」っていうようなこと。
僕は僕でそれを聞くと、「ちょっと待って、何を聞かれてるのかわからない。」ってなります。
僕は今、別に感情とかないんですけど。
ただ僕からみた事実について、相手がどう認識しているか、フラットに確認したいだけ。
僕からすると、この物体は三角形をしていて、一人で持つにはかなり重いと感じてます。あなたにとってはどうですか。っていうような話で、感情って・・・・別にない。
と、こんなふうに僕が問題に感じているトピックについては、たいてい最初からもう、とんでもなく噛み合わない会話になっていくことが多いのでした。
そうすると僕の側としては、都合の悪い話題を避けようとしてはぐらかされているような感覚にもなって、ますます防衛がぶつかりあうことも少なくないです。
***
昨日も噛み合わずに始まりました。
でも昨日は、かなり粘って非防衛的なところから、聞きたいことを聞き続けたのでした。僕としては。
それに対して、僕からすると全然違う話を彼女はたーくさんして、彼女からするとそれらが関係している話なのだというので、ひとまずそれを信じて聞いて、そしてまた最初の問いに戻って僕が尋ねる。
時々僕にも問いが向けられて、それに答えたりする。
そうしているうちに、何かがハマってきて、ある時彼女がついに僕の問いに対する答えを語り出しました。
そこから僕が受け取ったのは。
「あなたが今、しっかり稼いでくれていることで、私の回復に必要な時間を確保し、回復に必要ないろいろな物や機会を手に入れることができているし、あーちゃんにも最大限良い環境を与えてあげられている(こういうところにかなりお金がかかってる)。そのことは私にとっては、とてもとても価値のあることだ。」
というようなメッセージでした。
この2年間、はっきり彼女からこのように伝わってきたことは、僕の側では1度もなかった。
そう思っていてもいいはずなのに、と思いつつ、伝わってくるのは真逆くらいのことばかりでした。
でも昨日は、このメッセージをはっきりと聞くことができた。
それは、彼女のために良かれと思って命を削ってきたことが、この2年ではじめてはっきり報われた機会になりました。
それがあったら、男は生きていける。
そんなわけで、昨日の夕方以降、とても元気なわたくし。
「何だか凄く俺は 調子がいいんだ今」
ってなってます。
おしまい。

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