その1からの続きです。
関係を修復する方向に動くとき、
1a.二人でその意図を共有する
1b.意図は共有できず、一人で目指す
の二つの道があって、さいわいaのようにその意図を共有できたら、真実の分かち合いを進めることで少しずつ循環が回復する、というところまで話しました。
でも、再び肯定的な愛のエネルギー循環を作り出していく、という意図を共有できない場合も少なくありません。
「よくわからないけど協力する」と言ってもらえたらいいけど、「そんなことしません」とはっきり言われたりしたらかなり難易度高くなります。その場合は話し合いの土台がいまない。もともとなかったのか、壊れちゃったのかはともかく。
それでももしあなたが、今のパートナーのことが大好きでどうにかしたかったら、ここをやらなかったら悔いが残るとも思うんですよね。
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で、1bです。一人で肯定的な愛のエネルギー循環を回復する道。
「GFL半年講座」という講座を僕は開催してるんですが、そこでは男性性、女性性がどう循環を作り出すかということを体感で学んでもらいます。
これを、一人で回し始める、ということ。
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女性性=受け取り力を発揮する、ということでいうと。
自分が喜びをとにかく受け取る。二人の関係性の間でも、それ以外の仕事や趣味でも、自分をいっぱいに満たすように、受け取り力を発揮する。
自分を満たして溢れさせる。
自分が満ちていないと、相手からエネルギーを奪う感じになってしまいがちです。
それはますます関係を悪化させかねない。
そして男性性=届ける力、を発揮すること。
相手の喜びを尋ねて、それを満たすように体を動かす。
愛情込めてご飯作るでも、かわいいねって伝えるのでもなんでも。
どう尋ねても答えがないときは、かなりむずかしいけれど、あてずっぽうでやるしかない。
そして、「あなたはどう感じるか」を尋ねる。
そのことで行動修正していく。
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1bはあなたが熱心だったとしても相手にその気がないケース。自分が男性なら相手の女性の特性、自分が女性なら相手の男性の特性に合わせていく必要があります。
言い換えると、自分が男性なら男性性を発揮するところから、自分が女性なら女性性を発揮するところから。
ここ、つい自分が求めているものを相手に与えようとしてしまって、空回りになりがちなところ。
たとえば女性が、男性に喜んでもらうためにせっせと体を動かすと、男性は男性性がますます後退し子供化していって、母子関係みたいになっていきます。
だからあなたが女性なら、受け取って喜ぶ、ということを強化するのが有効で、あなたが男性なら、思い切って愛情表現していくことが有効である場合が多い。
ここではわかりやすく男女のペアに限った上で、かなり一般的な話をしているから、このパートは例外も多いとは思いますが、基本思想はこういうこと。
エネルギー循環の回復の取り組みをはっきり拒否されたわけでもないカップルでは、これで劇的に変わっていくことも、まあまああります。
つづく
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