命全開で生きていますか

あなたの命は何に使いたいですか。

よく、使命って命を使うと書くじゃないですか、みたいな話を聞くわけですよ。

１０年前までは僕も、そのことばかり考えていました。

どうしたらこの命を使って、この世界に少しでもよきものをもたらせるだろうか。

ってね。

同じ思いを持っている友人は僕の周りにたくさんいる。

その中の一人で、今結婚3.0を築くことに熱心な仲間Aさんが語ってくれた話に、最近感動しまして。

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Aさんはパートナーと関係が深まってきたら、一緒にやりたいことがたくさん出てきたそうなのです。

でもそうすると全然時間が足りないと気づいた。

それである日、パートナーとカフェでお茶しながら、ふとこんな言葉が出てきたそうです。

「ねえねえ、長生きしようね、一緒にやりたいことがたくさんあるから」

実はAさんはずっと、「いつ死んでもいい、今までじゅうぶん頑張って生きてきたから、今死んでも悔いはない」って言ってたような人。

長生きなんかしたってあまりいいことない、とか思って生きてきた人。

もっと昔は「人生しんどすぎるから、はやく死にたい」って思ってたし、そう言ってた、そんな人だった。

ずっとそれでも、なんとかこの命を使ってこの世界に良きものをもたらしたいとも願ってきて、必死に生きてきたような人だった。

僕から見ると、もしかしたら死場所を探しているくらいの感じで。

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でもその日、ふと出てきた言葉は。

「ねえねえ、長生きしようね、一緒にやりたいことがたくさんあるから」

言った後、自分で不思議な気持ちになったそうです。

「長生きしよう」だなんて、わたしってそんな人だったっけ？と。

全然そんな人じゃなかったのに、って。

「長生きしようね」って言ってパートナーの顔を見た時、Aさんは自然と嬉しくなって笑顔になってた。

パートナーさんも「そうだねえ」と嬉しそうに笑ってた。

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考えてみたら、Aさんは本来、やりたいことはたくさんある人だった。

そこに着目したら間違いなくそう。

あれもこれもやりたい。

どっちかじゃなくて、どっちもやりたい。

この中のどれかじゃなくて、全部やりたい。

３次元の世界で体験できることをすべて体験するために生まれてきたような魂だと思う。

Aさんはパートナーとの関係性を深めていく中で、その性質を取り戻していくことができた。

そうとも言えるし別の言い方をするなら、生きることへの絶望が少しずつやわらいで、自分の人生を愛せる、本来の自分に還っていった。

関係性の力ってすごい。

そう実感した体験だったそうです。

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僕自身も大いに身に覚えのある感覚です。

今日死んでも悔いはない、と言えるよう生きていたけれど、今は「健全なことに（笑）」死ぬのが怖い。

世界にいて、愛する妻ともっともっとたくさんの時を過ごしたい。

娘の成長をもっともっと眺めていたい。

彼女たちと、この世界の美しさに触れて、その感動を分かち合っていきたい。

そう思えるようになった。

これが結婚3.0によってもたらされるものです。