パートナーシップの相談で、「本音」はどうなのか、ということが語られる機会がわりとあります。
「パートナーは本音では、こう感じていると思う」みたいなことだったり、「本音では私はこうおもっています。」だったり。
ただね、本音って書くとほんとの気持ちみたいだけれど、そうじゃないところに落とし穴がある。その落とし穴にはかなりの人が落ちる。
本音って、実際の日本語運用的には隠されていた感情という程度の意味合いだと思うんですよね。
隠されていただけで、反応的で防衛的で表面的なものである場合も多いから、それを真実の気持ちみたいに捉えたら本質を見誤ってしまう。
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人間関係でほんとうに重要なのは、防衛的な子どもの反応的な感情ではなく、成熟した大人がハートで感じている真実の感情。
後者が語られるとき、人間関係の断絶に橋がかかる。
なのでGFLでは「本音」っていう用語は意識して使わないようにしています。
あくまで、防衛的な子どもの意識から来ているのか、成熟した大人の意識から来ているのか。
反応的な感情なのか、ハートの真ん中で感じている感情なのか。
そのことへの感度を上げていくトレーニングをするのでした。
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