その1のつづき。
快適な家事については、この件だけで何十時間も話してきたけれど、ほんと話が合わなさすぎて苦労してるんですよね。
彼女が掃除とか片付けとかして、「なにかかわったのわかる?」「きれいになったのわかる?」と聞いても僕はまずわからない。気にしてない所の気にしてないレベルなんですよね。
僕の基準で汚れてたら掃除しますよ。一人暮らし長かったし。その基準がまず、圧倒的に違う。
まあでもともかく、1階と2階の床掃除は、現在はロボットがやってる(かわいい♡)。
産後、外注できる家事は可能な限り外注することも決まってて、外注先もほぼ見つかってる。
でも彼女は家族以外の人が家に入るとすごく緊張するということで、知り合いや友人に来てもらうのは全面的に却下。まずは母親が穏やかに過ごせることを最優先にしましょうということで。プロの方がまだ緊張しないからプロに外注。 僕個人としては友人が代わる代わるきてくれたら、僕の気持ちも休まるし手助けもしてもらえるし、いいことだらけなんだけれど、それはナシという話に今のところなってる。
みたいな感じで、ほんと徹底的に折り合わないの。
とりわけトイレとか洗面台とか、ちょっとだけど高頻度のやつ。彼女はそれを毎日綺麗であって欲しいと願ってる。 このちょっとした掃除に関しては、現在、外注できるサービスを見つけられていない。
ものすごくコミュニケーションとる夫婦だからね、それでも全然出口が見えないんだからそうとうなもんなんですよ。
***
で、今日も(あ、もう昨日です)この話をしていたわけですよ。 二人して難しい表情になってた(笑)。
そこで、彼女がいいました。
妻「あのさ、念のため確認なんだけれど、わたしが快適な空間で過ごせるといいなとは思ってくれているんだよね。」
僕「もちろんだよ。それはもう当然の前提。」
妻「それ今日も言っていないし普段もほとんど言っていないし、どんだけその掃除が苦痛かって話しかしないから、そもそも私が快適に過ごせなくてもいいと思われている気持ちになるよ。」
僕「うううううん。当たり前の前提すぎて、わざわざいうってことを思いつけなくなるんだよね。でもほんとうに快適に過ごして欲しいなと、そのためにできることはしたいなと思っているよ。」
妻「そしたら、それを自分は与えることができないかもしれない、って思うと、そこに痛みもあるわけだよね。」
僕「・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ それは死ぬほど痛い」
妻「そう言ってくれたら聞こえ方が全然違ってくるよ。」
僕「・・・それは、、、そうだね・・・。」
妻「えっと、どのくらい痛いんだっけ?」
僕「・・・・・・ ・・・・・・ 死ぬほど痛い」
妻「これさー、当たり前だからいうのを思いつけないんじゃなくて、その痛みにとどまれないってことじゃないのかな。痛すぎて、ないことにしちゃってる、っていう方が実情に合ってるように見えるけど。」
僕「な、なるほど。たしかにそうかもね。」
妻「まあ、わかったよ。そしてこのちょっとした掃除のなにがそんなに苦痛なんだっけ。」
僕「ん〜、なんだろうなあ。直接的には、僕には無駄な時間というか、意味のない時間というか、そんな風に感じられるんだよね。そんなに毎日のように掃除しなくていいでしょ、って僕の感覚では思ってしまうし、ご存知の通りあらかじめ無駄だと思っているような時間の過ごし方は、ほんらい1秒だってしたくない(智の人あるある)からさあ。」
妻「でも待ってよ。それでわたしが快適に過ごせるんだよ。意味ないことないじゃない。そこはどうなってるの?」
僕「ん〜〜〜〜〜。それにしても苦痛が大きすぎる感じがしてしまう。」
妻「いや、でもさあ、わたしのためにやってあげたいと思ってくれていて、それができないことが、それはそれで死ぬほどの痛みなんでしょ。ここの「意味」がちゃんと実感されたらできるんじゃないかなあ。どうなってるのかなあ。」
僕「まあたしかに、自分でも興味深くはあるよ。どうなってるんだろうね。たしかにもうちょっとここは自分でも理解したいな。」
妻「わたしが思うに、もっとわたしからの愛情が届く必要がある、循環するにはそれが足りていない、っていうことのような気がするな。きっと大丈夫だからまた考えようね。」
という会話をしたところで終了。
念のため言っておくと、この後はとても仲良く過ごしました。
僕らは、望んだ現実は必ず叶うと捉えて生きていて、この件に関してもどちらも我慢することなく、それを見つけていけるはず。
こういう会話を日々積み重ねることで、赤ちゃん迎えることも含めてここまでたどり着いてきて、いま史上最高に幸せな日々になってるわけなの。
そして、こうして常に新たな課題はある。課題はあるし、でも大丈夫。
こういう関係の築き方をみつけてきてほんとうによかったと実感してます。
はたして実際にはどう乗り越えるのか!?僕ら自身も興味津々です。
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