よくご質問いただくのが、真実を分かち合うような関係をパートナーと築きたいけれど、
こういう相手でも可能なのか、みたいなこと。
相手が望んでいなさそう。
自分または相手が婚外恋愛で、別に配偶者がいる。
そもそも会話ができる感じじゃない。
私がそれを望んでいると伝えても、理解してくれない、または理解が浅い。
質問するだけでめんどくさがられる。
などなど、
こんな相手でも可能なのかと。
ごもっともな疑問ですね。
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僕はいまでこそ、真実を分かち合うべく妻と語り合っていますが、もとからやる気があったわけでは全くありません。
むしろいちいち感じたことを語り合うなんて時間の無駄くらいに思っていたし、四魂で智の強い僕は、無駄なことに時間を使うのは苦痛この上ないのです。
さらに僕らは二人とも元々婚外恋愛で始まりました。
なので、妻が実践し続けてくれなかったら、こうはなっていなかった。
彼女は僕に、こう言っていたわけではありません。
「私は深いことを語り合い、分かち合いたいから、そうしてほしい」
もし僕がそれを聞いても、「へ〜、そうなんだ〜〜。よくわからないけど。」みたいにしか思えなかったでしょう。
彼女はそんな風にいう代わりに、自分の真実を語り、「今のを聞いて、あなたはどう感じた?」と尋ねることをひたすらやってきました。
事あるごとに、「それであなたはどう感じたの?」と僕に尋ねました。
僕としては大変めんどくさかった(笑)
でも彼女はひたすらそれを続けた。
つまり、とっとと真実の分かち合いを僕との間で始めたのです。
彼女としてはそれで僕が本当に乗ってこなかったら、「この人は私の求めるパートナーじゃないんだな」とどこかで見切りをつけたはずです。
幸い僕は、聞かれたら答えちゃうし、自分の内面を言語化する力も必要なだけあった。
彼女に導かれて僕はここまでたどり着くことができたし、それはほんとうによかったと今は感じています。
***
さらに実践的なことを書くと。
「あなたはどう感じるの?」
そう尋ねてみて、相手がたとえば「え〜、そういうのめんどくさい」とか答えたとするじゃないですか。
ちょっと心折れそうになるかもしれません。
でもここで諦めるのは全然早すぎです。
これだけでは、深い関係を築けるパートナーの条件に合わなかった、とはまだまだ言えない。
そう判断する前に、
「そうか、めんどくさいかあ。
私としては、自分の深くで感じた気持ちをあなたに聞いてもらったり、あなたが本当に感じた気持ちを知りたいし、そういう関係を築きたいって心から思っているから、それを聞くと寂しいなあ。
これを聞いてどう感じる?」
って続けていくわけ。
できるだけ防衛的にならずに、ただ自分がハートで感じたことを語って、「これを聞いてどう感じる?」と尋ねる。
もしあなたが、魂を分かち合うようなパートナーシップを望んでいたら、あなたこそが相手をリードする役割を持っています。あなたから始めるしかない。
愛する人にできる最高の贈り物は、真の自己です。
それをまずはあなたから差し出して、どう感じたかを尋ねつづけてください。
それはあなたと愛する人を、望むところに運んでくれるほとんど唯一の道です。
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