(長文注意、すみませぬ)
僕の中にいる、「結果を出さなかったら、愛がなかったも同じ」と思っている子どもについてシェアしてみようと思います。我ながらこの探究はすごくおもしろかった。
その子はいろんなところに登場します。
「受講生が実際に幸せにならなかったら、おまえが彼ら彼女らをどれだけ大切に思っていたって、そんなの何の意味もないことだ。」
「桂子さんが不満を抱えていたならば、おまえがどれだけ死ぬ気でがんばっていようと、そんなことは何の意味もないことだ。」
「それは結局、おまえに十分な愛がなかったことの証拠だ」
みたいに捉えている子ども。
身に覚えのある人もいるんじゃないでしょうか。
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実はちょうど、GFL半年講座の第10期の募集が始まりました。
そして(いつもそうなんだけれど今回は特に)、募集をかけるのがほんとうにこわくてこわくて、全然進められなかったんですよ。
そりゃ普通にプレッシャーはあっておかしくないけれど、それにしてももう、おなかがぎゅーっとなって身動き取れない感じになることもしばしば。
これは流石にだいぶ変だぞと思いまして、何が起こっているのか、腹を据えてみてみることにしたわけです。
せっかくなので最近興味を持っている内的家族システム療法の認定を持つ 後藤 ゆうこ さんのサポートを借りました。GFLと最も親和性が高い技法の一つです。
さて僕の中にはこの、身動き取れなくなっている部分と、それを追い立ててせかす部分があって、この二つの部分が全然折り合っていない様子が見えてきたのね。
まずは影響力の大きな、「せかす部分」のことを見ていきました。
僕本体と、そのせかす部分が対話していく形で。
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この部分は本当に焦っていて、僕が自分の内側のこの部分に話しかけても、「なんなの!?忙しいんだけど!」みたいな感じなのです。
僕は僕で「あなたのことをもうちょっと理解したいんだけれど、話ができないかな」という感じで関わっても、
「みんなあなたのためとかあなたが好きとか言って関わってきて、結局僕のことを理解してくれる人はいなかったし、むしろ時間を浪費させられるからうんざりなんだよ!」っていう感じ。
おおお。けっこう怒ってる。
ちょっと怯(ひる)むよね。でもまあできるだけ成熟した大人の部分から好奇心を持って関わり続けていきました。
それでわかってきたその人の言い分はこんな感じ:
「生きていくためにやらなきゃいけないことって、いっぱいあるじゃないですか。それを僕がやらなきゃ大変なことになるんです。他にやる人がいないんだもの。」
「それは僕が生きていくためのことじゃないですよ!みんな(周りの人たち)が生きていけるようにすることです。僕のための時間なんてほとんどないです。」
「こうして喋ってる間にも時間がなくなりそうでこわいです。やってもやってもキリがないんです。」
どうやらこの人は、けっこう小さい子ども。
周りの人たちの責任を一身に引き受けて、必死に働き続けている。なにがきっかけだったか、そうしなくては大変なことになると、深く信じ込んでしまったよう。
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こういうやりとりをしているうちに、本体の僕の方にこの子どもから伝わってきたのは、この子がどれほど人を愛しているかということでした。
すご〜く愛してる。その愛の大きさに心を打たれてしまった。
それで僕が「君がどれほどみんなのことを想っているか、痛いほど伝わってくるよ」というようなことを伝えました。
そうしたら初めてこの子はハッとなってこちらを見ました。
この人(本体の僕)にはわかってもらえた、という感じてるのが伝わってきました。
そしてゆるんで半泣きになりながら、「でもこれじゃだめなんです」ともいいます。自分の働きでは足りていない、という意味らしい。
僕はこの様子から、この子は自分の愛を誰にもちゃんとは見てもらえてこなかったということ、そして本当に必要なのは、この子の愛をはっきりと見て、「見えるよ」と断言してあげることなのだとわかりました。
それで、
「君のやっていることはとても意味のあることだ。そしてそれがたとえどんな結果に終わろうとも、君がみんなのことを大切に大切に想っているのは、ほんとうのことで、決して嘘にはならない。君がみんなを愛しているということは、おじさんが(僕のことね)絶対的な証人になるからね。」
ということを伝えたのでした。
***
その直後僕に見えたのは、この子が死んでしまったかのような映像。
びっくりしてよくみてみたら。
どうやら今のいままで限界を超えて無理してきて、たったいま初めて安心して、そしたら意識を失うように眠ったということだったみたい。
これまでこの子の存在に気づかずに、こんなふうに働かせてきてしまったなんて。
ごめんよお。
***
さてそれで。
大人の僕の理解では、この子は自分の想いが相手に届かない時に、それは結果を出していないからだ、と理解して、もっと結果を出す方に全力を尽くしてきた。
でも結果を出すこと以上に必要だったのは、「君には本物の愛があるよ」ということを、ただちゃんとみて表現して届けてもらうことだったようです。
わかったよ。
その大人の仕事は僕が引き受けよう。
任せておきなさい。
いつでも君の中にある本物の愛を見て、それがここにあるね、僕は知ってるよと伝え続けよう。
***
そうなるとですね。
現在抱えている、GFLを届けていくにあたっての異常なプレッシャーもよくわかる。
「結果が出なかったら、愛がなかったのと同じ」と思っている子どもが怖がっていたのだなあと。
僕自身の人生としては、僕の中に確かにある、出会ってきた人やこれから出会う人に対する愛を、ただ自分の中に感じながら、その愛から行動することさえできれば大丈夫なんだと、これまでより深いレベルでわかりました。
結婚3.0の智慧、つまり「愛も自由も豊かさも同時に手に入れていくパートナーシップの築き方」は、知らなくていい人なんかいないと僕は思ってるんですよね。
世界中のすべての人に行き渡ってほしいと思ってる。
それが届かなくていい人なんていない。
例えば肌の色が黒いからと言って、算数を教わる機会が彼らにはなくていいんだ、なんて話はありえないのと同じこと。
すべての人に行き渡ってほしい。
絶対人生の役に立つもん。
そのすべての人に対する愛が僕の中にはある。
その愛とともに在って、やっていけばいいのだ。
というところに立って、決意を新たにしたのでした。
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