解き放たれた愛はどこへ?
- 二子渉
- 2023年2月10日
- 読了時間: 2分
改めて「愛のフィールド」とは。
GFL=Generating a Field of Love (愛のフィールドを生み出す)っていう名前なわけですけれど、愛のフィールドってなんなのか。
「今もそう。感じない? そよ風のやわらかな感触とそのやさしい抱擁。頬に触れる太陽の陽ざしの暖かさ。どんなふうに小鳥たちがあなたのために歌い、どんなふうにあなたの頭上の木の葉がさわさわと鳴っているか、よく聞いてみて!いつもとちがう音じゃない?」
ってアナスタシア が語る場面があります。
ひとりの人に向かって宇宙空間に愛を解き放つと。
「そうすれば、いつも愛する人のそばに、愛の次元空間が存在するようになる。ここに愛の本質と目的がある」
って。
***
この一年、ずっとひどい体調不良だった桂子さん。
暖かかったある時期、裏庭のトドマツの木立の下でお昼寝をするのが日課でした。
裏庭は僕が世話をしているエリアで、まあでもこの1年半は夫婦してずっと大変だったので大して手入れできなかったんだけれど、それでも少しは愛を込めて世話をしているエリア。
桂子さんの好みがたっぷり入っている表の庭だけでなく、裏庭も彼女を助けてくれた。
トドマツたちが彼女のために木陰をつくり、その奥のヤマナラシが風が吹くと美しい音をサラサラと奏でる。コゲラがコツコツと木をつつく音も聞こえる。木漏れ日がやさしく彼女を撫でる。
そういう日が何日もありました。
そこには、少しは、僕が宇宙空間に放った愛のかけらがあるはず。
そうしてつくられた、愛のフィールドがあるはず。
「はず」っていうのは、書いててちょっと自信なくなりかけて、日和った書き方してしまったけれど、もう一度思い出してつぶさに眺めてみるならば、確かにあった。
彼女は愛のフィールドの中に寛いでいました。
***
さらにあーちゃんが確実にそれを感じ取っている。
庭の木たちとほんとうに仲がよくて、コミュニケーションを僕ら以上にとっているし、鳥たちの声にも敏感に反応する。
GFLでいうところの愛のフィールドって、たとえばこういうこと。
こういう愛のフィールドで、この青い惑星をおおっていくのが人の役割なのだと、今の僕は思ってるのでした。

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